「檸檬のころ」上映後(1回目)舞台挨拶@シネ・アミューズウエスト

公式サイト:http://www.lemon-no-koro.com/
一言で言ったら、面白かった。出演者のファンは見に行っても、絶対損はしないと断言します。ストーリーもよかったですし、とにかく谷村美月さんが素晴らしくて、激しく心を揺さぶられました。
以下、軽くネタバレあり。但し、ストーリーの核心部分には触れてません。
男女比は男8:女2ってところか。平川地一丁目のファンの方がもうちょっと来るのかなと思ったら。私の席は3列目以内の端の方だったけど、意外と見やすかった(映画は見づらかったけど)。

  • 舞台挨拶(上映後)

スクリーン向かって、左からMCの津島令子さん、柄本佑さん、榮倉奈々様、谷村美月さん、林直次郎さん、岩田ユキ監督。
以下、登壇者の発言を簡単にまとめてみた。メモを取ってたわけじゃないので、実際の発言と若干ニュアンスが異なる場合もあるかもしれませんが、その点はご了承ください。

榮倉様「宇都宮でも舞台挨拶をやったので、東京の公開がまだというのが不思議な感じです」(谷村さんもこのあと同様の挨拶をする)。

榮倉様「電車のシーンは撮影のために待ってもらうことができなくて、私が乗る直前に閉まってしまってしまい、ドアをドンドンと叩いたら開けてくれました。本当はいけないんですけど」。

榮倉様「私が演じた加代子は優等生なんですけど、クラスを一歩引いた感じで見ている女の子で。私もどちらかというとそういうタイプなので、もっとたくさん話したらよかったなぁと思います」。

谷村さん「こんなに明るい役は初めてで、映画を見た方に、こういう役もできるんだねと言われたのが嬉しかったです」。

柄本さん「野球部のエースの役なんですけど、予告編を見た野球をやってる弟に酷いねと言われてショックでした」。

林さん「僕はカメラが苦手で。いまもですけど。映画の出演も初めてという二重災害みたいな感じでした」。

岩田監督が出演者の印象を語る。

岩田監督「柄本君は私が勝手に怖いイメージを持ってたんですけど、すごく素直で。私が言ったことに笑ってくれるし。初恋が実ったって感じです」。

岩田監督「榮倉さんは資料として出てる雑誌を見たとき、周りにハートがいっぱいついてるような華やかな感じだったんですけど、文化祭のシーンのとき、ちょっと離れたところで全体を見てる姿がすごく凜としていて、榮倉さんなら加代子を演じられると思いました」。

岩田監督「谷村さんが「ありがとう!」というシーンがあるんですけど、この「ありがとう!」はこれから先に進む力をくれて「ありがとう!」という意味もあるんだよと言ったら、私をこの役に選んでくれてありがとう!と言ってくれたんです。監督という仕事はなかなかありがとう!と言われないので、そういう意味ですごく印象に残った女優さんでした」。

岩田監督「直次郎君は平川地一丁目として活躍されていて、きっと女の子からキャーキャー言われて天狗になってるに違いないと思ってたんですけど、リハで谷村さんの肩に手を置くことすら躊躇するくらいピュアでした」。

林さんが主題歌をアコギ一本で弾き語り。この際、登壇者が柄本さん・榮倉様、谷村さん・岩田監督の二手に別れる。谷村さんと監督が並ぶと、身長がほぼ一緒で姉妹みたいだなぁと思ったり。
フォトセッションをはさみ舞台挨拶終了。約25分。
前に舞台挨拶を見たときもそうだったけど、谷村さんは入場の際、整列した際、退場の際、きちんと客席に向かって一礼をしてたね。こういうことを自然にできる人は尊敬できるね。

  • 映画の感想

冒頭にも書いたけど、面白かったです。ただし、榮倉奈々様と谷村美月さんのからみはほとんどなく、2人の個々のストーリーが同時進行してるという感じ。そんな2人を直接結ぶ付けるのは多少強引で、若干違和感があったかなと。
1.榮倉様×柄本さん×石田さん
中盤から急にストーリーの展開が乏しくなる。谷村さんパートとは対称的な位置づけにしたかったのか、こういう展開も含めて青春の1ページといいたかったのか・・・。石田法嗣さんのポジションが若干説明不足かな。意味深な会話は伏線かと思ったのに。
2.谷村さん×林さん
谷村さんの演技がホント素晴らしかった。喜怒哀楽が激しい役で、谷村さんはいろいろな表情を見せてくれた。谷村さん、やっぱ上手だわ。クラスに馴染めない女の子が恋をきっかけに変化していく姿は微笑ましかったね。
林さんは映画初出演。ちょっとぶっきらぼうなところはあったけど、役的には逆にそれがよかったような。ただ、もうちょっと滑舌がよかったらなぁ。