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最終回。
一言で言ったら、ちょっと残念だった。尺が足りなかったの？指輪の件をもっと広げて欲しかったし、健三と怜以外のメンバーが目立たなかったし、終わり方も中途半端だし。ここまでかなり凝ったストーリーを展開してたけど、最終回はベタベタでもよかったと思う。このドラマははっぴぃえんど以外ありえないんだから。怜が追いかけたときに、すれ違ってしまったのはちょっと頂けない。
ただ、途中で主観が健三から怜にチェンジしたところはよかった。確かに男の優しさは女性には分かりにくいし、それに気づく人はそれほど多くはないと思う。でも、どっかで分かって欲しい願望はあるんだよね。いつも側にいたのは健三だったと気づいた怜は涙を流す。健三のやり直した過去の積み重ねが効いているのは間違いない。でも、そこに気づくんなら、多田先生の優しさにも気づいてあげなきゃだよな。これも男の分かりにくい優しさだと思うし。
最終回前までは凄く楽しませてもらった。いいセリフ、いいシーンがたくさんあった。第2ボタンの回とか、ツルが元彼に会いに行くエリを引きとめる回とか、殿堂入りでしょう。個人的には、4月クールのNo.1ドラマだと思っている（「帰ってきた時効警察」は諸事情により見てないけど）。健三に駄目な自分を重ね合わせて、応援しながら見てたような気がする。たとえ過去に戻ったとしても、現実はそう簡単には変わらない。やっぱり現実で勝負するしかないんだよな。
