ハゲタカ

公式サイト:http://www.nhk.or.jp/hagetaka/
脚本、演出、演技、全てが素晴らしかった。キャスティングも適材適所。音楽がちょっとうるさかったけど。またまたクオリティの高いドラマを提供してくれたな、日本放送協会。演歌歌手の話なんて見てる場合じゃないっすわ。大森南朋さんを主役にするなんて、民放にはできひんやろ。
経済記者同士がハゲタカの説明をしたり、銀行員同士がダンボールに詰めてバルクセールの説明をしたりする不自然さで、視聴者に説明してたから、かなり分かりやすかったんじゃないかなぁ。いまのところ鷲津=悪、芝野=善、銀行=やや悪に描かれていたけど、今後どう変化していくのか楽しみだ。芝野は不良債権処理の責任者にしては純粋すぎだな。評価額1円は笑った。思いっきり足元を見られてるやないか。
宇崎竜童さんが存外によかったな。奥さん役が永島暎子さんってのもいい配役だ。最後鷲津のところになけなしのお金をもっていくところなんざ、憔悴しきっていて死相がでてたもん。別に殺さなくてもいいと思ったけど、ドラマ的には息子を第2の鷲津にしたいんだろう。老舗旅館のお坊ちゃんがいきなり実業家というのは無理があるような気がしないでもないが。それも今後の楽しみってことで。
我らが栗山千明さんだけど、経済記者をやるには美しすぎた。「エクステ」を見た後だったんで、そう思ったのかもしれないけど。久しぶりにおでこを見られたんで、その点は満足。銀行によって、人生の軌道が大きく変わってしまったうちの1人。鷲津、西野の対立軸として重要なポジションだね。
一応これでも経済をかじってるんで、いろいろ思うところはあるけど、議論の場にはしたくないんで特に言及はしないよ。当ブログでは政治・経済・時事ネタは最小限にしたいんで。